18000円の海鮮丼と、世界一の投資家から見た日本

ビジネス

東京・豊洲にオープンしたばかりの商業施設「豊洲 千客万来」に行ってきました。

 

建物は江戸の街並みを再現したデザインで↓

平日・雨天にも関わらず、とても賑わっていました。予想通り、外国人観光客も大勢いました。

 

豊洲市場が近いこともあり、海鮮でも食べようかな〜なんて思っていたのですが…

 

どこもかしこも激混み。そして、強気価格。

 

築地にもある、私が好きな「うに虎」というお店も入っていたのですが

なんと、¥18000の海鮮丼がありましたw

皇帝…かっこいい(笑)

 

これはニュースにもなっていましたが

フードコートで¥6980の海鮮丼もあるようで。それでも飛ぶように売れていて「インバウン丼」なんて呼ばれているみたいですね。

同じような事例として

北海道・ニセコでは

キッチンカーでうなぎ丼が3500円、焼き鳥丼が2000円で売られていたり

大阪・道頓堀のすき焼き専門店では

元々日本人向けに1万円代までのコース提供だったのを、2万円超えのコースを新たに作成したら、インバウンド売り上げが14倍に増えたり

…と、こんな感じらしい。外国人観光客からしたら、これだけの価格設定でも安いと感じるとのこと。

そういえばあるお寿司屋の大将が、

「築地から出荷する海鮮はどれだけ高くしても『安い!安い!』と外国人が買っていってしまう」と言っていたなぁ。

私が約10年前にカナダに行ったときなんか

現地の人にtokyoから来たと告げると「物価がhigh expensiveだよね!買えないよ!」なんて言われていたのに…

凄まじい変わりよう。

円安だの30年間給料が上がっていないだの諸問題はありますが、こういうことは一般人が直接手を打てる話ではない。

じゃあどうしたらいいのって、やっぱり個人が知識を蓄えたり経験を積んだりして、役立つ・面白い人間になる→それを仕事にする、しかないよなぁと改めて思います。

ちなみに「世界一の投資家」と言われるウォーレン・バフェット氏は、半年に1度来日して、日本の経営者たちと会うらしい。

彼らの「面白い未来、新しい未来を作りたい」そういう野心の評価は、投資の神様から見てものすごく高いみたいですよ。

(最近では三菱商事×KDDI×ローソンが資本業務提携を発表して

「未来のコンビニの実現」=オンライン診断で薬を受け取れるようにしたり、防災拠点にしたり…を目指すと発表しました)

このように未来を考える企業には投資し甲斐があると思いますが、逆だったらどうでしょう。

これは個人も同じで、例えばクラウドファンディングを行うとしたら「面白い未来、新しい未来を作りたい」という考えのない人に、お金は集まってこないのではないでしょうか。

 

誰かに応援されたいのであれば、自分の信念や理想を語るのって大事です。日本人ってなかなかしないような気がしますが(だからこそチャンス)。

 

さて、話を戻します。

 

「豊洲 千客万来」をはじめ、日本を訪れる外国人が求めるのは「非日常」であるという記事を見かけました。

 

しかし、これって日本人も同じことが言えるのではないか?と私は思います。

 

日本の伝統的な価値観に 「ハレとケ」 というものが存在します。

ハレ=非日常的な特別な時間 

ケ=日常生活

です。

結婚式を「ハレの舞台」などと言いますよね。

ハレ=非日常では、自然と経済が回るのが一般的です。一生に一度だし!みたいな感じでお財布の紐がゆるみます。

最近は結婚式自体を行わなかったり抑えめだったりな印象ですが

昔は大勢ゲストを呼んだり、たくさんお花をあつらえたり、豪華絢爛に行ったものです。

このハレ=非日常を

もう少し身近なものでとらえると

ディズニーランドやUSJ、チームラボ、星野リゾートの氷のホテル、悟空のきもち(ヘッドスパ)…

この辺りが当てはまりますかね。

そういえば、銀座にあるラビクールというヘッドスパも世界観が作り込まれていてアトラクションみがありました。↓

予想外に服装と雰囲気がマッチw

ディズニー感ある

個室ごとにコンセプトが異なり

私が案内されたのは太陽の部屋でした。

 

こんな感じの場所に足を踏み入れると基本的に人はワクワクして、高揚感によりお財布の紐がゆるみ、経済が回ります。

 

旅行に行くと訳のわからないTシャツを買ってしまう現象がそれの代表ですね。笑

 

そういった意味では「豊洲 千客万来」は外国人にとってはもちろん、日本人にとっても非日常そのものかなぁと。

 

日本とはいえ、江戸の街並みを感じられる場所ってやはり希少性が高いです。雰囲気もいいですしね。

 

結局私は海鮮丼は食べずに(笑)、もんじゃ焼きを食べました。

 

なんと、うにのもんじゃがあったので思わず注文。↓

焼いている写真はビミョーすぎるので割愛しますw

 

これぞ非日常。うに自体が美味しいというより、全体的に味が美味しかったです。

 

飲食に限らずですが、こういった非日常・体験できるビジネスって私はいいなぁと思います。精神的充足感が得られる。いつか作ってみたい。

 

あ、もんじゃは「十五夜」というお店です。ぜひー!

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